保有してる資格で判断⁉任せられる業者とは?
遺品整理を依頼する際、悪質業者かそうでないかは、ズバリ保有してる資格で判断する事ができます。
何の資格を持っていれば安心できる業者かご説明させていただきたいと思います。
資格、許可の名称 |
持っていれば安全かの評価 |
補足事項 |
---|---|---|
一般廃棄物収集運搬許可 |
◎ |
主に家庭から出る一般廃棄物を収集できる資格。 都道府県によって取得に定数を定めているので、持っている所は少ない。 |
産業廃棄物収集運搬許可 |
△ |
主に事業から出る廃棄物を収集できる資格。ただし、一般家庭において遺品整理を行うには「古物商許可」が無ければ、遺品整理を行う事が出来ない。 |
古物商許可 |
◎ |
不用品を買取、販売するための資格。産業廃棄物収集運搬許可しか保有してない業者はこの資格が無ければ遺品整理を行う事が出来ない。一般廃棄物収集運搬許可を持っている業者も売買をする場合は必要。 |
遺品整理士 |
⚪︎ |
遺品整理士協会から認定を受けた者が保有できる資格。 遺品整理と向き合う心得があり仕分けや供養などのスペシャリストであると証明する資格。 |
上の表はあくまで遺品整理を行う上で最低限必要な資格です。
この他にも許可や資格は多いほど良いでしょう。ただ、遺品整理業者を選ぶ際に
この表だけを見たからといって自分の要望と合ったところを見つけられるかは別です。
なのでこれから資格ごとにどのようなメリット、デメリットがあるか簡単にご説明させていただきます。
1,一般廃棄物収集運搬の許可取得事業者
補足事項で書いてある通り、一般家庭におけるゴミや不用品の回収にはこの許可が必要です。
この許可があればまず安心でしょう。ただ、この許可資格は都道府県ごとに定数が定められていて、定数に空きが出た場合にしか取得できず、さらにはかなりハードルの高い条件を満たさなければ取得できません。ですので、この資格を持っている所は少ないと言えます。
一般廃棄物収集運搬許可を持っている業者に頼むメリット
・廃棄物回収における絶対的な信頼がある。
・不用品回収(仕分け,梱包は事前に済ませておく)は任せるべき。
・各事業所で廃棄物を処理できるので価格が安い。
一般廃棄物収集運搬許可を持っている業者に頼むデメリット
・各事業所で廃棄物を処理できるので買取に力を入れていない。
・容易に処分できる分値引きが少ない。
=買取が少ないので総支払額はそこまで安くはならない。
「こんなものがこんなに高く売れるなんて」って楽しみは一般廃棄物収集運搬業者に依頼すると少ないかもしれませんね。ただし、絶対的に不法投棄といった違法行為はしないので確実にお願いしたい方にはおすすめです。
2,産業廃棄物収集運搬の許可取得事業者
こちらも補足事項で説明している通り、事業所におけるゴミや不用品の回収をするためにはこの許可が必要です。あくまで「事業所」なので一般家庭における不用品は回収する事が出来ません。
ただし「古物商許可」との併用であれば、一般家庭の不用品においても対応する事ができます。
お客様から依頼を受ける→1度不用品を買い取る→総支払額から買い取った金額を値引きする。
このように1度不用品を事業者の物にする為に「買取」という事柄が増えます。
従って一般廃棄物収集運搬の許可取得業者よりも総支払額がお安くなる事がほとんどです。
産業廃棄物収集運搬許可を持っている業者に頼むメリット
・「買取」と言う値引きが入るので、総支払額が安くなる事が多い。
・スケジュールを組み易い、相談次第で夜間も対応できる。
産業廃棄物収集運搬許可を持っている業者に頼むデメリット
・古物商許可を持っているかも調べなければならない。
・事業所がたくさんあるので選ぶのが大変。
産業廃棄物収集運搬許可事業者はリサイクルに力を入れている所が多いので、思わぬ物が高額買取りがあり作業代がかなり安くなる事もあるので楽しみの一つですね。
ただし、お見積もり時に高額買取の目星がある物については事前に業者に伝えなければ何食わぬ顔で持って行かれてしまう事もあるのでアピールする事をおすすめします。
3,古物商許可
一般廃棄物収集運搬許可事業者は各事業所で全て処分するには必要ありませんが、買い取りなどと謳っていてこの許可を持っていなければ、いくら一般廃棄物収集運搬許可を持っていても違法と言うことになります。
一般廃棄物収集運搬の許可はあくまで収集運搬のみなので、買い取りと謳っている全て事業者がこの「古物商許可」を持っているかチェックする必要があります。ただし、独自でメルカリやフリマサイトで調べた金額を提示しても、買い取り業者も商売なので、その金額では買ってくれる業者は少ないようです。なので遺品整理、不用品回収をする前に1度自分でフリマサイトなどで出品する事をおすすめします。
4,遺品整理士
今現在はまだ規制は有りませんが、そう遠くない未来にこの資格を保有していなければ遺品整理をする事が出来なくなります。
この資格は遺品整理士協会から取得するもので主な資格内容は遺品整理をするにあたって故人様またはご遺族様にどう向き合えるか、さらには遺品を扱う上でどのような注意を払うべきか、また供養やお焚き上げに関しても常識のある人に与えられる資格です。この資格が有るのと無いとでは、作業に向き合う姿勢が大きく変わると思います。
故人様の大切な思い出の整理の際、適していない人、気持ちの配慮の無い人が作業をしているのを見るのは胸が締め付けられると思います。是非、大切な故人様との気持ちの整理を含め遺品整理を依頼する際には「遺品整理士」が在籍しているかを確認すると良いでしょう。
まとめ
上の許可や資格を持っていないまたは必要な物が欠けている業者は「違法業者」です。
依頼してしまった本人にも責任がついてきますので、事前に調べ依頼する事をおすすめいたします。
正直、遺品整理士の資格を有していなくても違法では有りませんが、故人様と向き合う最後のタイミングと考えた時にそれに相応しい人にお願いしたくなるものだと思います。
以上を考慮し、是非ご参考の基準に含めていただければ幸いです。
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